てんかんは1000人に5人~8人が発症する病気です。また乳幼児~お年寄りまで幅広い年齢層で発症する病気のため、てんかんの初期症状については十分注意が必要です。また年齢別発症率を当サイトでまとめておりますので是非ご覧ください。

てんかん年代別発症率

てんかんと急性症候性発作の違いと発作対応

てんかんは脳の慢性疾患のひとつで、大きく分けて「特発性」、「症候性」、「潜因性」の3つにわかれます。てんかんは年齢を問わずだれでもなる脳の疾患ですが、特に多いのは症候性のものです。
症候性てんかんはインフルエンザ脳症や頭部外傷、アルツハイマー、脳卒中、先天性異常、出生時の低酸素脳症など原因が明らかなものが多いです。主に、脳の神経細胞が過剰に働き症状が出ますが、けいれんや意識障害など突然引き起こします。繰り返すことが多く慢性的です。熱が急に出た時の熱性けいれんや急性全身性疾患、アルコール中毒などの急性中毒性疾患、アルコール離脱時におこる急性中枢系疾患、などの急性症候性発作もてんかんと似た症状がでます。
急性症候性発作の場合もてんかん発作の場合も発作対応は同じです。まずは慌てず落ちつきます。抑えたりしない、大きな声を出さない、近くに危ないものはないか確認をする、といったことも大切です。メガネに気をつけ襟元やベルトをゆるめ様子をよく見るようにし、顔は横向きにして嘔吐による窒息を防ぐようにします。なお、発作対応でしてはいけないのが口の中にタオルや割りばしなどの物を入れることです。口の中が傷つきますのでやらないよう気をつけます。
急性症候性発作は原因となることが改善されれば薬は飲まなくて良くなりますが、てんかん発作の場合は発作対応として長期にわたり薬を飲みます。
発作には大きく分けて部分発作と意識がない全般発作の2つがあります。てんかんの発作には前兆があり、上腹部がムカムカする、何だかびりびりする、景色が歪んで見える、何か音がする、自分で言葉を発することができない、他人が何を言っているのかわからない、といったことがあります。そういった症状が出てきたらなるべく早く安全な場所に行くことが大事です。