てんかんは1000人に5人~8人が発症する病気です。また乳幼児~お年寄りまで幅広い年齢層で発症する病気のため、てんかんの初期症状については十分注意が必要です。また年齢別発症率を当サイトでまとめておりますので是非ご覧ください。

てんかん年代別発症率

てんかんの痙攣発作と脳細胞の寿命

かつては「てんかんの大きな発作が起きると、寿命が数日縮む」と言われてきました。
てんかんの痙攣発作は、その方の寿命を縮めるだけ身体に負担をかけてしまうものです。
また、痙攣発作を伴うてんかん発作の中には「重積発作」と言って、発作中に更に発作が起きてしまう場合があります。
そのような場合は死亡事故につながることもあります。

てんかんとは脳の中の電気系統がうまく働かずに誤作動を起こしてしまう状態で、その代表的な症状のひとつが痙攣発作です。
小さな発作の場合は誤作動が大きくないので負担は少ないのですが、脳の電気系統の誤作動が大きければそれだけ脳細胞に負担もかかるので脳細胞の寿命も短くなりますし、何より重積発作のような大きい発作ではなくても痙攣発作と意識消失からのケガや事故で寿命を全うできなくなるケースも多々あります。
高い所にいる時で痙攣発作から意識を失い転倒、落下して死亡する場合もありますが、家庭内でも入浴中のてんかん発作で湯船に転倒し、そのまま意識を失って溺死する場合、痙攣発作から転倒し、頭部を何かに強打して亡くなるという話もよく聞きます。
車を運転中にてんかん発作が起きて車のコントロールができなくなり、通行中の子ども達に追突するという悲惨な事故は、皆さんの記憶にも新しいことと思います。

てんかんは治療が不可能な病気ではなく、適切な投薬治療で症状を抑えることや、小さいお子さんなら適切な治療を受け続けることで、成人期当たりでてんかん症状が消失する場合もあります。
一昔前に比べて、良い薬も出回ってきています。
早目の治療を受けて服薬を怠らずにいることで、その方だけでなく周囲の方も天寿を全うしてほしいと思います。